[六ツ塚]
(むつづか)[文違]
いまから330年ほど前の慶安年間の記録に「六ツ塚」という地名が出ているので、
それより古いことになる…身分も教養もありそうな落人一家6人がこの地方に流れてきたが、
村人たちの情けでこのあたりに住むことになり、村人たちに学問などを教えて身すぎをしていた。
ところが、ふとしたことからそれが役人にわかってしまい、捕えられて一家六人別々の穴に
生き埋めにされることになったが、その時この落人の一人娘が、
「十九も一生、二十も一生」という絶句を残してその短い一生を終わったという。
昭和35年、住野区の鈴木豊氏はこの伝説に心うたれ、一つには処刑された人たちの霊を慰め、
一つには牧場にまつわる哀話を後世に伝えたいというので、有志にはかり六ツ塚の碑を建立したものである。