すいか通信
[すいか通信]
[すいか栽培の歴史]
すいかのルーツをたどっていくと、アフリカ赤道付近にいきつきます。ここですいかの野生種が
発見されて以来、4000年以上の栽培歴史を持っています。
日本には、寛永期(1624〜44年)ころに中国から渡来したといわれています。しかし現在わたし
たちが口にするすいかは、明治以降に米国から入ってきた品種を母体として改良したものです。
すいかも美味しいと評判なんです!
西方からきた瓜なので西瓜。この種の名前は並べてみるとおもしろいですね。南瓜(かぼちゃ)
胡瓜(きゅうり)などもそうです。
横文字では water melon…その名のとおりすいかは、ほとんどが水分です。ビタミンA,B1,B2
Cを含有してはいますがごく少量。水分のほかは大半が糖質で、腎臓に良いといわれています。

すいかのシーズンは終了しました

種播き発芽接木鉢上げ
1.すいか・ゆうがおの播種
すいかの種は、12月下旬から1月中旬にかけてハウス内に床播きにされます。
すいかは茎の部分が細く弱いため、畑に定植し成長すると横になってしまい腐ってしまいます。
そこで、太くて強いゆうがおの茎すいかに接いでそれを防いでいるのです。
すいかの苗は、上(基になる部分)はすいかで下(茎の部分)はゆうがおなのです。
これを接木(せつぼく)と言い、1本1本丁寧に手作業で接がれます。(1月下旬〜2月上旬)
「接木」作業中
台木とするゆうがおの種は、すいかより10日ほど前に播きます。
 
定植生育温度管理玉直し
2.定植・交配・玉直し
3月上旬、ビニール鉢で大きくなった苗を畑に作ったハウス内に移動「定植」します。
定植してから30日〜40日で1株から4本の主枝を育て、その他の側枝は除去されます。
交配作業
「交配」は4月上旬〜下旬にハウス内にミツバチを放して行われますが、それだけでは完全ではなく
取り残されたところは、ひとつひとつ手作業で行なわれます。
結果した果(み)は大きく育てたほうが味がいいので、栄養が行き渡るように1株に2個だけ残して
他は取り除かれます。ある程度大きくなった頃、毎日何度かすいかの向きを変えてやる作業をします。
これは「玉直し」といって、すいかの色が全体に緑になり、形も良くなる効果があります。
また、温度管理が大切で暑い日中はハウスを開けて風を通し、寒くなる夜は閉めて調整します。
この温度差が、シャキッとした食感と深い甘味をもつ高品質のすいかを生み出すのです。
農家の人たちは、毎日わが子を育てるように大事に見守っているのです。
すいかの花とハチによる交配
完成収穫出荷おいしい「八街甘泉」
3.収穫・出荷
交配後の温度の合計[積算温度]が1000度(約45〜50日)が適正出荷時期の目安で、
冷夏などの気象条件によって作柄は大きく左右されます。
また、糖度計を用いた場合は糖度11.5〜12度のものが適正出荷時期の目安になります。
収穫後はきれいにみがかれ、大きさ別にシールを貼って箱に詰めて出荷されます。
八街産のすいかの主流は種のある「甘泉」という種類です。
主に京浜地区において「八街甘泉」というブランド名で販売されています。
みなさんも是非一度味わってみてください。

収穫作業

[すいか一口メモ]
おいしいすいかの見分け方
 
店先ですいかを選ぶとき、指ではじいて音を聞きますね。これは伝統的で確実な方法です。
もちろんコンコンと張りのある音のするものが好ましいわけで、ボトンボトンと濁った音がする
ものは過熟と思ってまちがいないでしょう。音の聞き分けはぜひ体得してください。
すいかの特徴である緑に黒のシマ模様。あれも手がかりの一つです。
おいしいすいかを見つけてね!
甘みがのってくると、シマがくっきり鮮明になってくるからです。極上の完熟品はハタキをかけ
ただけでピリピリッと表面に割れ目ができるほど、果肉が張りきっています。
さて、何でも採りたて、もぎたてがおいしいと思いがちですが、すいかに限っては、畑の土と
さよならしてから3〜4日後が食べごろなのです。
店先に並ぶまで少し時間がかかりますから、かえって好都合なんですね。
最後に一句、

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